第9回INDEX第11回

第10話です。

「PHS」というワードは普通に出ている、それなら「あるもの」とはなんだろう、という前回。
そして、あるものは「PHS」。見事に金田一の思わせぶりに振り回されました。

財前殺しにもPHSが関わっていたということで、
その密室トリックとトリックを実行していた状況は推理とは全然違うものでありました。
二酸化炭素によるアリバイ作りの部分だけ正解していたので、まさに二分の一外れた状態。

実は第一研究室内に中神が潜んでいたということで、
後ろを振り向かれたら終わり、財前を引っ張りながらドアを締めるとき
不自然にドアが重くなってしまうはず、などなど本当に実行するとなると
いつも以上に綱渡りの連続となってしまうため、
これを行っていたと読者が確信できるためには、
例えば

●ドアのすきまの強調
●さりげなく、中神が両腕でドアを閉めていた
●駐在さんに第一研究室内からPHSをかけさせて
 地下でも通話できることを確認させる、ということを暗に示す描写
●電話時に中神が第三研究所にいなかったことの証拠

などなど、何かしらの状況として現れてしまった証拠などの
伏線があったほうがよかったのではとは感じたものの、
推理していたものよりも提示された状況描写的には色々と無理がなくなり、
また、密室構築から二酸化炭素注入までのトリック全体の流れが、
金田一達の応対をしながらリアルタイムで数多くのミッションをこなしていた
ということで久々に面白いトリックだな~と思えました。
外してしまったけれども、むしろ外してしまったからなのか、
読み応えを感じた解明シーンは久しぶりです。


あとは、もう出ないと思っていた入れ歯洗浄剤が最後にきちんと活用された
ことに変な嬉しさを感じてしまいましたが、こういうアイテム(伏線)を有効に
機能させるためには、問題編の最後にワンクッションあったほうが滑らか
になるのにな(過去の胃痛、池の石の踏み外しなど等)と過去に学んで欲しい
とも思ったりもしました。


予告通りあと1話で終わらせられるのか?
第11話に続きます。

第9回INDEX第11回

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第8回INDEX第10回

第9話です。

谷瀬殺害のためにジュースに仕込まれた毒の利用によって、
中神深志が犯人であることが皆の前で明かされました。

ということで、今号で明らかになったのは犯人及び麻木根殺しのトリック。

トリックの概要は概ね組み立てていた通りで、
差異があったのは、「無線機」がハンズフリーでもIP電話でもなく、
PHSが使われていた点くらいであったので、一安心といったところです。
一昔前のPHSにはコードレス電話の子機として
使える機能が付いていたとのこと、なるほど。
麻木根殺害のときに麻木根へ向けていたと思われた言葉が、
緑川との会話として成立するものであったところが一つの見所となっています。

しかし、3階移動時の谷瀬達の誘導がまったく言及されず、
これが何も考慮されていないとしたら欠陥トリック、
触れられないにしろ、中神が誰にも見つからず
3階に行くための経路の説明が省略されていることも
含めていささか雑な解答だなとも思います。
コメントでいただいていた水濡れの対処など、各々気になる点は残りそうです・・・。


そして財前殺しのトリックの解明は次号持ち越しということで、
予想されていた通り、財前は中神を襲ったときに手に入れた
「あるもの」が原因で殺されたようですが、
今回のニュアンスだと「あるもの」は「無線機」という感じがなく、
しかも「あるもの」が密室とアリバイを成立させる鍵になっているようです。
水道管から二酸化炭素を流し込むアイディア自体は使われていると思いますが、
さらに解答で考えの及ばなかった意外な何かが待っているかもしれません。

第10話に続きます。

第8回INDEX第10回

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