第8話|第10話

「なぜほとんどぴったり元の位置に片付けられたんだ!!」
「デジタルが普及して、コピペも格段にやりやすくなったからじゃないですか?(上位概念)」

第9話です。

●バッグの持ち方
●二人目の奥さんの事故現場に関する失言
●部屋を元通りし片付けたこと
●写真は一時的に金田一が持っていたこと

ここらへんは概ね意図通りのことを指摘できていたので満足。
そして肝心の、鷺森=黄介であると金田一が特定した理由ですが、

●左近と黄介が似ていると判断できる黒鷹の発言
●写真で左近と似た兄弟、似ていない兄弟の描写
●左近のフリをして蔵を出たと思われるトリックの示唆

なるほど、これはさりげなくもしっかり描かれていましたね。
これはいい感じの伏線です。
ここらへんはトリックや動機(犯人の正体)の解明、手がかりが綺麗に重なっていて、
今回の事件はきちんと筋書きが練られていて面白いな~と思えます。

一方、ニセ蓮月を隠した酒米蓋の行方は案の定というべきか、やはりスルー。
トリックの詳細を省くことで起こりうる不都合が見えなくなって
問題の難易度も意図しない形で上がるという現象は中々なくならないようです。

ともあれ、今回の解答編では犯人の告白と事件のエピローグに丸々2話を使って
丁寧に完結させてくれそうですし、これは最後まで途切れず楽しく更新できるかもしれません(フラグ)

第10話に続きます。

第8話|第10話


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第7話|第9話

解答編はじまりました。

第8話です。

今回は犯人を特定できるシーンが特に明確で
分かれば迷う要素がないので安心して読める解答編でしたが、さらに

●死体発見の一時間前に蔵から出てきたのが、左近を装った鷺森だった
●タンクに酒米の桶の蓋を入れて人を隠していた

というところも推理できていたのでそこそこは当てられたかなという感触です。

逆に異なっていた部分として、左近はタンクの中で生かされていた(酸欠は大丈夫か)等
細かいところは置いておいて、大きいのが

●左近を装った鷺森が一番蔵を出てきたとき、鬼門も酒米蓋で隠されていた
●鷺森の正体は、次男・白神蓮月ではなく三男・白神黄介だった

の二点。

推理したような氷やホースを使ったトリックは、アイテムとして提示されていないので
結果はさもありなんといったところですが、
鬼門も酒米蓋で隠されていたとすると、今度は
死体発見時にもろみの下にある酒米蓋を上手く取り外して
証拠を残さずに迅速丁寧に片付けてしまう必要が出てきますが、その辺は大きな問題なのか、
さっと外してとなりのタンクに入れるか壁に避けておけば解決する程度の話なのか、
既になんの問題もない話なのか、気になるところです。

鷺森の正体は三男・白神黄介だった、これは確かに可能性としてはあったのですが、
DNA鑑定を偽装して、他人を蓮月として抹殺することに意味が出てくるのは蓮月本人、
かつ蓮月なら左近亡き後才能で酒蔵を盛りたてることができるのではないかという考えで
鷺森=蓮月としていたんですが、
鷺森=黄介というさらっと出てきた
重大事実を導ける伏線が描かれていたならば面白そうですし、
鮮やかな種明かしに期待します。

第9話に続きます。

第7話|第9話


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第6話|第8話

「謎はすべて解けた!!」いただきました。

第7話です。

後は鷺森が犯人であることからトリックを逆算するだけなんですが、これが意外と難しい。
というのも、とりあえず推理通りに「白神蓮月」を名乗っていた鬼門影臣が発見される
一時間以内には鷺森にはアリバイがあり、そこから前の一時間
は、発見現場である一番蔵に左近が一人でいたという事実あり。
さすがにこのどちらかを崩す必要がありそうですが、
発見一時間以内の鷺森はアリバイおそらくごまかしようのないタイプで、
少なくとも一時間前にトリックの仕込みは終わっていて、
なんとか崩す方法が思いつきそうなのは「一番蔵に左近が一人でいたという事実」の方。

「一番蔵に左近が一人でいた」と「鷺森が一番蔵でトリックを仕込んだ」は両立しないんですが、
では「左近が鬼門を殺した」や「左近に何かを協力させた」系の可能性も伏線的には見えない中、
あの時点で鷺森が一番蔵にいたという仮定で第2話を読み返すと、
一つの可能性が見えてきました。

死体発見の一時間前に蔵から出てきたのは、左近ではなく鷺森だったのではないでしょうか。
従業員は作業をするときに白い帽子とゴーグル、マスクで人の特徴が分かりづらい状態。
さらに金田一達が蔵を見学するときには左近がマスクを外して本人であることに異議は挟めませんが、
その一時間後に左近が一人で蔵から出てきたときは顔が見えない見下ろしのコマ、
あえてコマからはみ出させて吹き出ししか見えないコマ、
そして目元が見えるコマも小さめ。
仮に兄弟として声が似ていたら、体格もおそらく近く、後は鷺森はゴーグルの下に眼鏡をしているので、
眼鏡を外した状態でゴーグルをして左近っぽく振舞えば、
一瞬ならごまかせるのではないでしょうか。

かなり都合がよくないと成り立たない推理で、いくらでもいちゃもんを付けられそうな気もしますが、
完全防備のものものしい格好が舞台装置としての必然として出てきた可能性を考慮すると、
そんなに悪くない考えとも思えます。

長くなるのではしょって推理すると、
左近は一人で蔵に入ったあと、適当な理由で鷺森を蔵に招きいれてそこで殺害される。
そして隠される。
隠し場所は、左近の入っていたタンク。
今回、下が窄まっているという情報が与えられたうえ、
「これがトリックに使われましたよ」と出てきた酒米の桶の蓋は、
第4話で見学客から
「醸造タンクの蓋にしてはちょっと小さい」という感想が出ています。

WS000020.jpg

こうですね。
また今回、監視カメラで蔵に向かう左近と蔵から
戻ってきた左近らしき人物が確認されていますが、
ここに何を仕込めるかと考えると、
行きで左近がバッグの持ち手をを指にぶら下げるように持っているのに対し、
帰りの左近らしき人物はしっかり握っているように見えて、
帰りの人物が別人であると示していると思われます。
ワイドショーでは持ち方に性格が出るという話を聞いた等と想像もできます。
ここから、左近は蔵から戻っていないと考えられます。

そんな感じで、仮に鬼門発見の一時間前に蔵から姿を見せたのが
本当は鷺森だったとしても、
その時点でおそらくトリックのために黒鷹に見回りをさせていたわけで、
見回りで見えなかった鬼門が一時間後に見えるというトリックは
別途解決しなければならない謎ではありますが、とりあえず思いついたのはこちら。

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その氷はどっから持ってきたんだよと思いながら描いた図ですが、
他には死体の入ったタンクを満たしたもろみを見つけにくく仕込んだホースで(怪奇サーカス的に)
下水にすこしずつ流していて、死体発見時にホースをごまかした、
など思いついたのはこのくらいです。

WS000023.jpg


第8話に続きます。

第6話|第8話


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