前の話次の話

聖恋島殺人事件、第3話です。

死体を窓から覗いた直後に小屋に突入するという前提で推理していたので、
前回の推理はほぼ白紙にする必要がありますが、
残せる要素もあるように思えます。

とりあえずシンプルに、一連の流れで何が起こっていたかを再構築してみますが、
その前に絵で描かれた重要な手がかりが一つあります。

浅橋小屋で窓から覗きこんだ死体の上着には
脇の下にラインが入っているんですが、
移動されたというセンターコテージで確認した死体だと、
ラインがなくて若干シンプルに見えるんですよね。

WS000035.jpg

これが作画ミスでなければ、上着が変わっているという話になります。

そしてもう一つ。
浅橋小屋からセンターコテージに向かう時、渡り廊下には
13分の人影が描かれているので、
すくなくともあの時点で誰かがこっそり抜けていたという抜け道は使えなくなりました。
しかし、一人だけ遅くて距離が離れた人間が存在します…。

WS000034.jpg

トリックに関わるにせよ、
思わせぶりに一人走るのが遅い人を入れただけにせよ(ミスリード未満)
距離を一人だけ離すという意図を持った作画になっていることは確実です。


以下、上着が変わっている前提で辻褄を合わせて
あの時何が起こっていたのか推理してみます。


大事なポイントを言うと、まず
浅橋小屋で窓から覗きこんだとき、死体と思われた影尾先生は
死んだふりをしていたのではないでしょうか。

手紙か何かで(テレビ側の要請という体裁で)
「金払うからドッキリ手伝ってね」と指示されていた先生は
銛が刺さったように見える上着を着て死んだふりする。

窓から覗きこまれたあと、
仕掛けで電気が消えたタイミングで上着を着なおして、
こっそりレストハウス側の鍵を開けつつ
一人ライトを持ってセンターコテージへと直行。
一方真犯人はみんなとレストハウス経由で
センターコテージに向かうフリをして
こっそり影尾先生が開けていたドアから浅橋小屋に入り、
影尾先生の後を追うようにセンターコテージへと直行。
そして、真犯人はセンターコテージで影尾先生を殺害し、
突入してきた12人の中に暗闇の中でこっそり混じる。

WS000036.jpg


合っているかどうかは別ですし、
時間はかなりタイトですが、
金田一世界の犯人パワーがあれば
セイレーン婆以外ならきっと男女関係なくやってのけます。


第4話に続きます。

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前の話次の話

聖恋島殺人事件、第2話です。

本編開始前の作品紹介ページによると、島に一人しか住んでいないおばあさんと
「セイレーンの歌」に例えられている島で聞こえる音が「謎」としてピックアップされているので、
そういうことです。

さて、早速第1の殺人についてですが、朝4時集合で鬼島が
「みなさん集まりましたね」とは言っているものの、
医療関係者が5人全員その場にいたのか確認できないように描かれており、
施錠されたドアの向こうの死体もフードを被っていて誰だかわからず、
詳しい状況は次回に持ち越しといった様子。

ここで、唐突ですが、
これを読んでいるあなたが今回のトリックについてどんな印象を持っているか当ててみましょう。

ずばり、「天草財宝っぽい!」

いかがでしょうか。
まあ自分がそう思ったので言ってみただけですが、
集合時間が決まっていて、思いもよらぬ回り道をさせられて、
追いついたり追い越したりできなそうな状況がある中で
死体が発見される。
自分で言ってみてまとめるとそうでも気もしてきました。
あと、アニメオリジナルの「嘆きの鬼伝説殺人事件」的なトリックになる予感もします、
というかどんなトリックでしたっけ。

状況から考えてみると、
船着場に通じる小屋に行くには2つのルートがあって、
最初に行ったルートAの方が短く、ドアに窓がない、
そして反対側のルートBの方が遠回りかつドアに窓があり、
ルートAに繋がるドアの鍵が閉まっていれば

集合地点⇒ルートA(行)⇒小屋
  ⇒ルートA(帰)⇒集合地点⇒ルートB(行)⇒小屋

と歩かされる流れは必然、といったところでしょうか。
カメラマン海星の照明が持ち去られているようで、
これを第1の殺人のトリックと結びつけると、
死体発見までのカメラで撮影した映像で所在の確認がし辛くなる、
という効果はありそうです。
ちょっと(以上)いなくなってもわからない、
少し怪しい行動なら確認できない、そんなところでしょうか。

とりあえず、犯人はほぼ金田一達と同行していたと仮定して、
アリバイトリック(仮)の謎を解いてみます。

1.小屋の窓なし扉の鍵を閉め、窓付き扉の鍵を開けておく
2.影尾教授をおこし、一行がルートAか小屋に移動した後に集合場所に到着
3.影尾教授をルートB(遠回り)経由で小屋に向かわせ、
  自分はルートAで小屋に向かう一行に合流
4.小屋に到着し、一行がルートAを戻る中、こっそり小屋の前に残る
5.ルートBで窓付き扉から小屋に入った影尾教授に窓なし扉の鍵を開けてもらう
6.影尾教授に銛を刺して窓付き扉の鍵を閉める
7.一行に追いつく

WS000030.jpg

WS000031.jpg

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WS000033.jpg

伊豆丸険が犯人っぽい筋書きになってしまいましたが、
そこそこ筋は通っている気もします。


このトリック予想が当たっているかいないのか。
注目ポイントは、
死体発見時に船着場の窓なし扉の鍵は閉まっているか、
また誰かが再び鍵を閉めなおすタイミングは発生するか、
といったところでしょうか。

第3話に続きます。

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第2話

新章が開始されました。

聖恋島殺人事件第1話です。

今回は離島で磯釣り、と言う感じの舞台になるようで、
釣り師の方に取材協力してもらっていることもあり、
釣りを意識したようなトリックが使われそうなイメージで挑めばいい感じでしょうか。

さて、第1話で登場した容疑者は以下11名になります。

【容疑者】
●潮小次郎 (28) イケメン医師
●鰐瀬たかし (25) 医療機器メーカー営業マン
●伊豆丸険 (50) ゴマスリ製薬会社医療情報担当
●寒野美火 (30) 女医
●奥ノ木武蔵 (29) 編集
●右竜あかね (42) 女流作家
●影尾風彦 (55) 帝王大学 医学部教授
●鬼島高彦 (??) イベント担当会社音羽アイランド広告
●凪田空也 (38) プロデューサー
●海星終吾 (32) カメラマン
●霧声昼子 (87) 聖恋島世話役

グループで分類すると、
医療関係者5名、小説取材チーム2名、イベント関係者3名、島の住民1名。

影尾先生が、いかにも「殺されるために来てやったぞ、感謝しろ」という顔をしており、
「高学歴と医者は死ね」的な天樹先生のストーリーテリングパターンとメンバーのバランスを考慮すると、
影尾先生含む医療関係者2,3名が殺されて
医療関係者外から犯人が出ると収まりが良いといったところでしょうか。

あとは、事前に考えるべきポイントとして
(十中八九殺される)医療関係者が都合よく集まった理由ですが、
金田一のセオリーでいくとイベント開催側や宿泊施設の人間で容疑者を集められる
立場者が犯人である可能性は高く、
参加者(磯釣り大会決勝進出者)選びに権限を持っていそうな鬼島や凪田が
これに該当しそうですが、
医療関係者が不正で決勝進出して勝手に島に集まることを事前に知りえた、
という方向でイベント開催側以外を犯人にすることもできそうです。
(「錬金術殺人事件」で、自力でターゲットが集まる企画への参加権を勝ち取った神丘パターン)

顔的にも立ち位置的にも、小説取材チーム両名は犯人にしやすい気がするんですよね。
今考えているのはそんなところです。

第2話に続きます。

第2話

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