第13回INDEX単行本

「まったく今回はミスキャストでしたよ。

   踏み板が外れた等と余計なことを口走るとは…

   じゃなくて、ケチャップの付いたハンカチを現場に落とすとは…

   じゃなくて、まあ今回ミスキャストでしたよ。」



第14話です。

濱の悲痛な叫びとともに全てが明らかになりました。
今回の要点は

・電車が近い(もしくは電車が実はかなりでかい)
・アンプルのすり替え
・「太陽荘」には火が放たれる予定だった
・防弾チョッキと弾の衝撃
・バラと空気抵抗

といったところ。
「ゲーム」と「イジメ」と「インスリン注射」と「あたしがこの手で殺しちゃった」がどのようにして組み合わさるかと考えていましたが、そこに「覚せい剤の嘘」が入って綺麗に説明されました。

確かに濱が殺しちゃっています。
なぜ底意地の悪いイジメ集団の言うデタラメを真に受けてしまったのか?という疑問はみなさんお持ちでしょうが、それは濱が強く思っていることでしょう。


今回殺された方々は、人の命もゲーム感覚で奪ってしまえる完成を持った殺されても仕方が無い連中でした。海堂は左右非対称の目の見開きが怖いいつもの海堂さんぶりで問題編のイメージにたがわぬ勇姿を見せていましたが、地味に存在感を放っていたのが絵波。上手く距離を保ちながら割と安全にえぐいことでもする、といった印象。

格の低そうな霧沢も含め、他の面々も普通に「楽しんでいた」様子でしたが、1人違和感があったのが茂呂井。
殺される前のやりとりや回想の下っ端喋りから察するにグループのパシリ的な役だったのでしょう。
濱を騙す演技の最中も1人だけ汗たらたらで言わされている感たっぷり、その後唯一6人の中で塾をやめています。
騙されてアンプルをすり替えに行く濱に、茂呂井は「信じないでくれ~」と強く思っていたことでしょう。

濱を止めなかった罪はありますが、止めていたらうっかり自分の命も止められる可能性もあるわけで、実は彼がこの事件の一番の被害者だった、かもしれません。


さてさて、今回衝撃の、というかごく当たり前の事実が判明いたしました。高遠の計画によると、やっぱり「太陽荘」には火が放たれる予定だったそうです。

計画が完璧だったかどうかは別として、ばれることなく殺人計画を遂行した後、一番やらなくてはならなかったのが証拠の隠滅。
「太陽荘」さえ燃やせば理系グループがそこにいたという物的な証拠はなくなってしまう。

逆に言えば、「太陽荘」を燃やさなければ、そこには理系グループが1日の生活で残した痕跡が消えず、
山のように積み重なって放置されてしまいます。

絶対やらなくてはいけないことをやらなかったのは何故か。
綿密な予定を立てて綱渡りのタイミングで大掛かりなトリックを成功させてきて、最後のしめだけは行われなかったというのは不自然。
あれだけ金田一に嗅ぎまわられて、必要を感じなかったというのも不自然。

正直、「火を放つ予定だったが放てなかった」の一言ではこの件を説明するのには不十分すぎます。


また、今回の件で高遠は使いづらくなっただろうな、というのが今回の感想。
「謎を解いたら犯人を殺さない」という交渉は反故に。
高遠がでてくると、解かなくては犯人に逃げられる、解いたら犯人は殺されるといった状況。
人前で告発せずにあとでこっそり逮捕する、という現実的な方法は置いておいて、
多分今回も逃げる高遠は次の登場でどのように扱われるのか。
天城先生の腕の見せ所です。

ということでフィナーレの第15話に続きます。


第13回INDEX単行本

 

スポンサードリンク


  
コメント

今さらの書き込みで申し訳ないのですが、あの注射が「インスリン」である可能性は100%ないと思いますよ。

私は1型糖尿病です。1日4回インスリンを打っています。その実体験から言わせてもらうと、インスリンを打たなかったからといって、いきなり命が危ない訳ではないんです。もちろんインスリンを打たなければどんどん血糖値は上昇しますが、死に至るまでの過程には、ものすごい喉の渇きや頻尿、体の不調など、普通の人間なら明らかに「おかしい」と気づく前兆があるんです。実際私は発症時は600を超え、本当に辛かったですが、それでもなんとか生きていました。

それが、藍野ほど賢い人間が、全く何も感じず、あっさり死んでしまうとは考えられません。ましてや自分が1型とわかっている人間なら、尚更慎重になって早めに病院に行くはずです。

又、インスリンを打つ前には必ず血糖値測定をします。極端な高血糖が何日も続けば、やはり普通の人間なら不審に思います。

以上の点から、あの注射はインスリンではありません。
---------- 通りすがり [ 編集] URL . 10/11, 21:42 -----

本編で「インスリン」というワードが出ていた気がしていましたが、
読み返したところそのような記述はなく、
糖尿病への漠然としたイメージと認識不足による
思い込みをしていたようです。

ご指摘ありがとうございました。
---------- キョウタロー [ 編集] URL . 12/15, 02:49 -----
コメントする









       
トラックバック
トラックバックURL
→http://kindaichi1.blog97.fc2.com/tb.php/36-177dc863
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)