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前の話次の話

聖恋島殺人事件、第7話と第8話いっきにいきます。

2話分溜め込んでしまいましたが、
ざっくりまとめるとこの間、
「金田一が潮殺害の謎にちょっと迫って寒野の眉間に穴が空いた」
そんなところでしょうか。

ちょっとやっかいなのが、『「セイレーンの声」がどうやってトリックに組み込まれたか』
という点。金田一の推理の展開の仕方からして、
「声の秘密」を知っている者が霧声さん以外に存在して、
それをトリックに何らかの形で利用したというところまではほぼ間違いなし。
一方で、潮先生殺しについては「水中スクーター」というアイテムを提示して、
神の視点で会話では否定された霧声さんも含める形で
誰にでも殺害が可能であったと話をまとめてしまい、
その過程では「セイレーンの声」は特に使われていません。
「水中スクーター」を特定の誰かが使えない明確な手がかりが今後なければ、
この部分に関しては「セイレーンの声」(潮流の変化)を使うなどした
別の方法を実現させる意味も物語には発生せず、
ここまででブログで妄想していた、
人間を海に引きこむ物理的な仕掛けとしての何やかんやの実現性はもうなさそうです。

逆に、第4話で行った仮定の、「伊豆丸が釣りに行くことを名乗り出て、
失敗して潮先生に自発的に釣りに行くように促す」という部分については、
「セイレーンの声」を聴いて釣れないタイミングを見計らって海に出た、
と上手く結びつけることができます。

潮先生を溺れさせて殺すには先生を釣りに出させることが必須条件かつ、
一応先生が自発的に海に出た形になっていて、
この部分は問題編の金田一の推理シーンで触れられると思っていますが、
とりあえずこの「セイレーンの声」の活用の仕方が正しいかどうかは、
今後の金田一の「気づき方」で判断する、と言ったところでしょうか。

犯人の素性については、
金田一の「セイレーンの声」を利用できた人物=元島民という発想から
第7話で年齢的な可能性で容疑者の整理が行われましたが、
第8話で「被害者が医療で人を殺していた」
という黄金パターンへの前フリが出てきたこともあり、
被害者の被害にあった誰か(患者?)が
元島民であれば容疑者が元島民である必要はなく、
ここらへんはややこしく考えなくてもあと1・2話で
クリティカルな手がかりが提示される見込みです。

そろそろ「謎すべ」が出てきそうですし、しっかりしたいと思います(思いますよ)。

第9話に続きます。

前の話次の話


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コメント

こんにちは。
潮の手袋などの物証が見つかりもしないうちから仕掛けの構造を見抜いてしまったり、
今回初めて上陸している金田一自身が霧声の案内なしにセイレーンの正体に行き着いてるのに
この島のことを知っている人間でないとトリックは使えないみたいな論理の組み立てに若干不満がありますが、
ここは今の金田一を読み続けたいなら諦めるべきなんでしょうね。

それはともかく、伊豆丸の描写はものすごく怪しいですね。
出番の少ない被害者に何度も言及しているのが彼しかいません。
それと、今回寒野と潮と影尾がかつて内科だったことが明かされましたが、
そうなると「製薬会社」の出る幕がごく自然とありそうです。
例えば、被害者三人衆は、患者から直接恨まれる可能性は死亡事故があったとしても低いとしても、
医療ミスの責任を下請けの製薬会社に擦り付けて、結果的に潰したみたいな前科などは考えられそうです。

個人的には冒頭の見取り図から提示されていた灯台が何らかのトリックに使われたら面白そうだと思っています。
---------- たまき [ 編集] URL . 02/20, 12:01 -----

>たまきさん

どうもです。

>潮の手袋などの物証が見つかりもしないうちから仕掛けの構造を見抜いてしまったり、

こちらは最近の金田一の雑な典型例として擁護不可能ですが、

>今回初めて上陸している金田一自身が霧声の案内なしにセイレーンの正体に行き着いてるのに

こちらに関しては、歌声の秘密を守り続けて基本的には
秘密があることすら漏らしていなかった霧声さんが、
殺人事件という特殊な状況が発生してしまったために
金田一にだけはかなり有力なヒントを与えたことと、
普段立ち入ることのない洞窟探索のイベントが発生したこと、
この2点が重なって正体に行き着いた、と
好意的に解釈できなくもないかな、と思いました。
あとは、「天草財宝」で天堂四郎が家系図一人一人に入った
月の字に気づけなかったように、
主人公以外が気付けるものに気付けないのは
金田一(推理物)の宿命みたいなものですねw

>伊豆丸の描写はものすごく怪しいですね。

感覚的には、犯人と決め付けてしまっても大丈夫かもと思えるくらい
怪しいですね。
伊豆丸が犯人でない場合、彼がたまたま釣れないタイミングで
釣りに出て行ったために、その後の展開で
潮先生を海に誘い出すという必須アクションを
自分で行う必要がなくなるのを見越して
あのシーンで静観していたということになって、
問題的にもそこを読者に読み取らせるように描くのは難しそうですし、
ストーリー的にも多分無駄が発生します。

>そうなると「製薬会社」の出る幕がごく自然とありそうです。

そういえば「製薬会社」でしたね、なるほど…。
---------- キョウタロー [ 編集] URL . 02/21, 00:05 -----

おしさしぶりです。

今回の動機
寒野の「何人かあの世に送ってやった」とセリフ末期患者が多かったという情報から3人は安楽死を行っていたのではないでしょうか?

そして、「安楽死を行うべきではない患者を誤って安楽死させてしまった」のが今回の動悸のような気がします。
---------- ハリー [ 編集] URL . 02/21, 08:53 -----

>ハリーさん

どうもお久しぶりです。

正確には「毎年何十人かはあの世に送ってんのよ?」であるようです。
毎年何十人レベルの安楽死となるとすごいですね^^;
---------- キョウタロー [ 編集] URL . 02/22, 02:52 -----
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